Keep It Simple, Stupid

物事をシンプルに考えるブログ

日本は恵まれた国だと感じる今日この頃

突然ですが、祝祭日数の多い国ランキングの上位3か国を知っていますか?

日本は、17日で1位です。2位が香港の13日で、3位がシンガポールの11日です。ちなみにアメリカは10日です。。。。

私は、アメリカで働いていますが、実は10日よりも少く9日です。なぜなら、私の場合は金融機関なので、ニューヨーク証券取引所の休日に準じますが、ニューヨーク証券取引所はアメリカの祝祭日と一致しないからです。具体的には、ベテランズ・デイという退役軍人の日はアメリカの休日ですが、ニューヨーク証券取引所では休み扱いになりません。

アメリカ人は、休みを多く取っているイメージかもしれませんが、それは、有給休暇の消化率が高いからでしょう。みんな、どんなに忙しくてもタイミングをみて、ほぼ全て有給休暇を消化します。だって、そうしないと旅行なんて行けませんから(笑)

 

日本では、2019年のゴールデンウィークが10連休になる可能性があるとかないとか、、、、

 

もちろん、祝祭日は必ず休めるという職種ではない人も多いと思われますので、一概に日本が幸せとは言えません。しかし、アメリカ人も意外と働いているんですよということを少しでもご理解いただければなと常々思っています。

そういうものだよでは済ませたくないこと

日本で電車に乗ると、「車内での通話はご遠慮いただきますようお願い申し上げます」というアナウンスが必ず流れます。通話がダメな理由が、電波などにより業務上支障が出るといったものならわかります。しかし、通話による声が周りの人の迷惑になるという理由なのだとしたら、違和感を感じます。なぜなら、この論理で行くと、電車の中では私語はいっさい禁止ということになるからです。

 

通話も直接の会話も、突き詰めれば人と人が話してることには変わりないのではないでしょうか。アナウンスをするなら「車内では、大きい声を出さないようお願い申し上げます」とするべきでしょう。しかし、これではあまりに閉鎖的な環境で、あまりに居心地が悪いような気がします。迷惑という話だったら、いまだに飲食店内で喫煙可にしている所のほうがよっぽど迷惑だと思います。

 

私の住んでいるニューヨークでは、地下鉄の車内は割と自由で、それでも十分快適です(電車が常に遅れることにも慣れました)。ニューヨークの地下鉄車内では、電話だってするし、どこかで仕入れてきたチョコバーの販売を始める輩もいるし、ダンスをやったり(以前、間近でブレクダンスをやられて蹴りを食らったことがあります)、演奏したり、歌を歌ったりとやりたい放題です。お年寄りにはみんな席を譲るし、子連れのお母さんのベビーカーを押すのをみんなで助けるし、みんな仲良く地下鉄を利用しています。

 

だから、アメリカみたいにやろうと言うつもりはありません。

単にルールではこう言っているけど、なぜそうなっているのかを自分で確認することが大事だというのが、私のメッセージです。

そして、そういう人をうざがらずに受け止めてほしいなと、思っています。

 

 

 

来年は八方塞がりの厄年かと思うとすでに気が重い

今回がブログ初投稿ということで、人生の記念すべき瞬間です。ブログを始める理由は、自分で作ったといえる人に見せられる何かを持ってないなと、ある時ふと思ったからです。自分の得意なことも、はっきり言ってよくわからないし、考えを書いているうちに見つかるのかなという淡い期待もこもったブログなので頑張って続けてみたいと思います。

 

私は、日系企業に勤める一般的なサラリーマンです。いろいろあって今はアメリカのニューヨークに住んでいます。年齢は本稿のタイトルからなんとなく推測できるかと思います。そんな私が好きな言葉は、"Keep It Simple, Stupid"です。単語の頭文字をとって、KISSの原則といわれるもので、私がブログのタイトルに選んだ言葉でもあります。この言葉自体は、技術者のケリー・ジョンソンさんが作ったといわれていますが、歴史上もっとも賢い人間の一人であろうアルバート・アインシュタインも「何事もできるだけ単純なほうがいい、ただし単純にしすぎてはいけない」と不必要な複雑さを避けることの重要さを説いています。まあ、「アインシュタインのレベルの単純なんてのはどうせ、凡人レベルからしたら激ムズだろ!」という突っ込みはこの際、置いておきましょう。

 

私はこの言葉は、大事な意味を含んでいると思っています。

私たちは自分の専門分野については、より難しいことを習得したくなるし、それを使ってみたくなるものです。一方で、「最近、AIとかブロックチェーンとかニュースで騒いでるけど、文系だしよくわかんないから、この分野は触れないでおこう」という発想をしたくなるのも人間の性だと思います。つまり、知識の追求をやめてはいけないというのと同時に、知識は身に着けた後にそれをどのように応用するかが大切だというメッセージがこの言葉には込められてるのだと思っています。

よって、KISSの原則を一言で置き換えると、「楽しようと思うなよ!」なのではないでしょうか。

 

これを書きながら、自分の部屋が汚いことに気づきました。何かと言い訳して掃除を後回しつつ、ルンバでも買って楽しようかななどと考えていましたが、年末も近いことですし、KISSの原則から学んだことを胸に、自分で掃除をしようかなと思います。

 

寒い日が続きますが、皆様お体にお気をつけてお過ごしください。